3000系(電算記号 SC)
京都市営地下鉄乗り入れ車両として製造された近鉄唯一のステンレスカー&電機子チョッパ制御車両。
コストやメンテナンスなどの観点から、製造は1編成4両(基本3両+方運転台の増結用Tc車1両)にとどまり、地下鉄乗り入れは後述の3200系が担当することとなった。
製造当初はデスクタイプの運転台で、ブレーキシステムの違いから在来車両との併結運転が出来なかったものの、後にブレーキシステムの改良・運転台の取替えにより他の一般車両との併結運用が可能となった。
運用は原則として京都・橿原・天理線に限定されており、奈良線の大和西大寺以西には原則乗り入れない。



3000系外観   撮影日(2004/12/29 新祝園駅)
3000系車内写真(その1)
奈良線系統では最後まで木目調の化粧板を用いた車内でしたが、車内更新の際に「シリーズ21」と同等の雰囲気となりました。
3000系車内写真(その2)
4連化の際も中間運転台が残された元先頭車の#3002ですが、車体更新の際に運転台は撤去されました。
6000系などでは運転台跡の仕切りを撤去して座席を設置したりデットスペース化されたこともありましたが、当形式では仕切りはそのまま。ガラスも撤去され、個室のような雰囲気になっています。
3000系車内写真(その3)
上記の中間運転台撤去跡の反対側です。
3000系(そのほか…1)
最後まで行灯式の種別表示機(普通|準急|急行|快急)が残った編成でしたが、此方も方向幕に取り替えられてしまいました…
3000系(そのほか…2)
種別表示機は片側2ヶ所に設置されていましたが、方向幕は1ヶ所のみの設置。もう片方のほうは跡が埋められています。
3000系(そのほか…3)
元先頭車の#3002。
更新前まではヘッドライト・テールランプ・標識灯も残されていたのですが、これらは全てなくなっています。




3000系編成表
編成名(編成記号)編成(←京都 奈良・天理・橿原神宮前→)所属備考
3001F(SC01)3501-3001-3002-3502西大寺シリーズ21風内装


3000系・その他の情報

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